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織成魔法:エレメンタル【精霊】系魔法

Spellweaving【織成魔法】には、幾つかの攻撃魔法も存在しますが、妖精やエルフに伝わる遺失魔法というだけあって、炎や氷など属性精霊の力を強く秘める攻撃魔法が主となります。
威力や汎用性で言えばMagery【魔法】やNecromancy【ネクロマンシー】に含まれる攻撃魔法に及びませんが、それぞれ特徴のある能力を秘めています。

ここでは、それらのエレメンタル【精霊】系魔法について話をしていきたいと思います。

サンダーストーム【Thunderstorm】
パワーワード:Erelonia

術者を中心にエネルギー属性の範囲ダメージを発生させる魔法です。
雷撃により一瞬スタンさせるという意味なのか、対象がプレイヤーキャラクターの場合、一時的にキャストリカバリの効果が減少されます(この効果はレジストもされることもありますが現在のところレジストスキルによるものかどうかは不明)。
保有するアーケインフォーカスのSTR数によっては、広範囲に作用するため、スライムなどの弱い敵が多い場所で効果を発揮します。
詠唱時間も他の織成魔法と比べて短めでMagery【魔法】でいう4th相当で1.50sec、織成魔法はファストキャスト(FC)+4まで有効なので-0.25sec×4=最短詠唱で0.5secで発動することが出来ます。
欠点は、ダメージそのものが低いことでスキル値が高く高STRのアーケインフォーカスを保有していても最大で20程度、ここから抵抗で軽減されるのでエネルギー抵抗の高い対象には、一桁程度のダメージしか与えることが出来ません。
対人戦闘では、広範囲なこととキャストリカバリ低下効果を期待して、乱戦時にFC4サンダーストームを連打して詠唱妨害を狙っていくぐらいでしょう。
デュエルにおいては、1.50secという基本詠唱時間の為、4thと同じであり、詠唱妨害に使うには遅すぎる、コンボ(連続攻撃)に混ぜるにはダメージが低い、多用するにはマナ消費が激しい、といった使いづらい魔法でもあります(マナ消費の大きさに関しては織成魔法全般に言えることですが)。
プレキャストが可能であるならば、使い勝手は向上するのですが、残念ながら詠唱完了後に即発動系の魔法の為、使いどころが非常に難しい魔法となってしまっています。
その為、ファストキャストやマナコスト装備など豊富なマジックアイテムでフォローすることが必要となってくるでしょう。

エッセンスオブウインド【Essence of Wind】
パワーワード:Anathrae

術者を中心に冷気属性の範囲ダメージを発生させる魔法です。
寒さにより一瞬麻痺させるという意味なのか、対象がプレイヤーキャラクターの場合、一時的にファストキャストの効果が減少と武器による攻撃速度の減少の効果を受けます。(この効果はレジストもされることもありますが現在のところレジストスキルによるものかどうかは不明)。
通常の状態でも効果範囲はサンダーストームより広く、高STRのアーケインフォーカスを使うことで画面内の視界が通る全てに効果を及ぼすほどの広範囲魔法となります。
ダメージはサンダーストームに比べて高く、威力は最大で30ほどで、ファストキャスト低下と武器速度低下の効果も高STRのアーケインフォーカスにより跳ね上がります。
欠点としては、マナ消費が40と大きな上に基本詠唱時間が3.00secとかなり詠唱時間が遅いこと。
その為、FC装備で固めたとしても最大で2.00secほどにしかならない為、サンダーストームと違い対人戦闘での乱戦で使うには、サンダーストーム以上に使いどころが難しい魔法でもあります。
サンダーストームと同じく詠唱完了後、即発動の魔法でプレキャストできないため、デュエルにおいては詠唱妨害されずに対象を狙うには、相当な先読みが必要になってくるでしょう。
防御能力と生存能力に自信がある魔法戦士であるならば、広範囲の攻撃魔法であることを利用して、詠唱完了まで残り1.00secあたり(マクロで時間経過にメッセージを入れるとわかりやすいです)で新ポーションである範囲沈静化と同等の効果を持つConfusion Blast(混乱ボム)を自分を中心に投げて、モンスターのターゲットが一瞬切れると同時に範囲ダメージを発動させ、画面内の敵のターゲットを自分へと向けて、魔法使いや詩人、アタッカーなどを敵の攻撃から守る為に使うことも出来ます。
こうすることでモンスターのターゲットを明確にし、ターゲットを取った盾役への援護をしやすくするパーティ戦術での一つとなります。
もっとも戦士で使いこなすには、詠唱時間とマナ消費が大きいため、サンダーストームと同じくファストキャストやマナコスト装備など豊富なマジックアイテムでフォローすることが必要となってくるでしょう。

ワイルドファイア【Wildfire】
パワーワード:Haelyn

任意のターゲットを中心に炎属性のダメージフィールドを形成する魔法です。
特性はMagery【魔法】のファイアフィールドによく似ていますが、範囲が広い反面、効果時間が短く、術者の視界が通っていないとダメージを発生しないという特殊な魔法でもあります。
高STRのアーケインフォーカスを保持すれば、かなりの広範囲にフィールドを形成する上にダメージ判定が1.00sec間隔と短い為、対モンスターであるならば散らせる効果がありますし、対人戦闘であるならば自分に優位なフィールドを形成することで敵の行動範囲を狭めていくことが可能となります。
しかし、やはり欠点は効果時間が短いことと、詠唱時間やマナ消費の大きさも他の織成魔法の例に漏れず大きいこと、そして与えるダメージも最大で20程度、フィールドに居る対象の数が多ければさらにダメージは減少されます。
その為、癖の強い織成魔法の中でもかなり使いにくい部類の魔法となってしまっています。
対人戦闘時に狙っていくとすれば、広範囲なこととプレキャストが可能なことを利用して、味方陣営の数が多いときに包囲殲滅を計る際にワイルドファイアを使っていくことで味方に有利なフィールドを形成し、敵の行動範囲を狭めていったり、通路上でのにらみあいのときに味方陣営の戦線押し上げ時の補助的なものとして狙っていったりするのが良いでしょう。
もっとも、そういった使い方をするとしても、ファストキャストやマナコスト装備などは必須となってきます。

ワードオブデス【Word of Death】
パワーワード:Nyraxle

全ての精霊属性を兼ね備え、対象単体に作用する織成魔法最強の攻撃魔法です。
通常時は全ての属性がランダムに作用するカオスダメージの効果を発揮しますが、対象NPCの現在HPが最大HPの5%~35%(保有するアーケインフォーカスのSTR値で異なる)以下に達したとき、威力300のカオスダメージに変換され、さらにその条件に加えて、HPが300以下の対象には全ての属性抵抗を無視するダイレクトダメージ(無属性)の即死攻撃として作用します。
プレイヤーキャラクターが対象となったときは、上記のような特殊能力を発揮することは出来ませんが、高STRのアーケインフォーカスを保有するのであれば、基本ダメージの最大値は100近くとなり、Magery【魔法】のフレイムストライクなどの強力な攻撃魔法に匹敵します。
しかしながら、やはり難点は織成魔法の中ですら1,2位を争う消費マナの大きさと詠唱時間の長さにあります。
特に詠唱時間の長さは基本で3.50sec、FC4装備でも2.50secでやっとMagery【魔法】の8thの基本詠唱時間と同程度という使いにくいさです。
プレキャストが出来る為、事前に詠唱しておき、接敵時に発動するというのが基本戦術となるでしょう。
間違ってもMagery【魔法】やNecromancy【ネクロマンシー】の使い手と近接での詠唱戦闘を試みてはいけません。
相手が熟練者でなくとも、それなりの使い手であるならば、あなたがワードオブデスの詠唱を成功させることはまず出来ないでしょう。
対PCにおいては、上記のように使いどころの難しい魔法ではありますが、織成魔法の攻撃魔法の中で唯一のプレキャスト可能な魔法ですので、使う機会は多いかと思います。
対モンスター、NPC戦闘においては、その効果は比類ないものがあり、しっかり使いどころを見極めて使っていくことでアーケニストにとっての切り札となってくれることでしょう。

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